ファッションエディターであり、
スタイリストである
大草直子さんとの特別連載。
vol.2でお届けするのは、
1アイテムまたは
トップスとボトムスの2アイテムで
着映える秘訣。
大草さんならではの審美眼が光る
アイテム選びと着こなしは必見です。
視線が集まるプリントブラウス。
ラフなドットでモードに引き寄せ
「ハンドタッチのような、不揃いなドットに惹かれました。可愛らしいというよりも、モードでグラフィカルな柄なので、大人でも気負いなく取り入れられます。スクエアネックもポイント。直線でデコルテを切り取ることで、首が細く、鎖骨が華奢に見え、表情もシャープに。合わせるボトムスはパンツがおすすめ。テーパードでもワイドでも、ショート丈でもクロップド丈でも。パンツならなんでもバランス良くまとまります。キャップや太めのヒールサンダルなど、重さを足してくれる小物を合わせると、鮮度高めの仕上がりに」
パフスリーブ×ペプラムデザインの甘さを、スクエアネックで引き締める、そのバランスが秀逸。カジュアルになり過ぎない麻調合繊で、シワになりにくく、自宅での手洗いも可能。白ベース×黒のドットブラウスや、同素材のワンピースも展開中。
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ブラウス ¥39,600
クチュールライクな
“シルエット美”を全身で
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ワンピース ¥37,400
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その他本人私物
「細かく寄せられたギャザーから繰り出されるボリュームスリーブがアイキャッチになり、自然と視線をあげてくれるワンピース。クチュール感のあるデザインですが、袖つけが肩の内側にあるので、全体のシルエットがtoo bigにならないのも◎。夏に多い、オーバーシルエットのワンピースが苦手な方にもおすすめです。ウエスト位置高めから裾に向かって広がるシルエットで足さばきも良好。バッグを小さく、靴をヒールにするとディナー仕様に。あえて、スニーカーやキャップでハズしても」
柔らかな肌触りながら、ハリ感のあるコットンタイプライターを採用。肌へのはりつきが少なく、暑い夏も快適に過ごせます。二の腕や肩周りをカモフラージュしながら、身頃はスッキリとした美しいラインを描いてくれます。
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ワンピース ¥37,400
遠目でも目を引く佇まい。
決め手はフォルムと色
「まるでブラウスのように着こなしを華やかに彩ってくれる、大人のためのカットソーです。コンパクトな肩幅や詰まった襟元のおかげで、顔まわりはキリッとしたムード。バスト下からAラインに広がるデザインは、上半身を構築的に包み込みながら、動くことで風に揺れ、着る人の印象に余韻を残します。合わせたのは、夏の日差しに映えるサマーオレンジのパンツ。トップスの白の清潔感を際立たせながら、“色の力”で着こなし全体をエナジェティックに演出してくれます」
裾に向かって広がるペプラムデザインが、きれいめな印象をアシスト。やや光沢のあるスーピマコットン100%で、肌心地は柔らかく滑らか。自宅での手洗いも可能で、ON/OFF問わずに着まわせる、頼れる一枚です。
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カットソー ¥20,900
暑くてもキレイを貫ける、
“華増し”ブラウスを味方に
「夏の定番素材、サッカー生地で仕立てられたブラウスは、通気性が高く、暑い日でも涼やか。カジュアルに転びがちな夏のコーディネートも、このブラウスを一点投入するだけで、表面の凸凹が独特の光と影を生み、ドラマティックな華やぎを添えてくれます。袖と身頃、それぞれが花のように広がる輪郭もエレガント。着丈が長めなので、アウトしてフレアパンツやレギンスと合わせたり、フレンチタックでデニムと合わせたり。ボトムスを選ぶことなく、360度キレイを叶えてくれます」
上品なシアー感と表面のシボ感が特長のサッカー生地で、軽やかな肌あたり。伸縮性もあるので、長時間着ていてもストレスとは無縁。背中に配されたリボンで襟の開き具合を調整できます。自宅での手洗いも可能。
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ブラウス ¥24,200
大草 直子
スタイリスト
ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。2019年4月には新しいメディア『AMARC』を立ち上げ、雑誌『AMARC magazine』も発行。著書も多数。
- MODEL&STYLING:NAOKO OKUSA
- PHOTOS:MINORU KABURAGI(SIGNO)
- HAIR&MAKE:TOMOKO KAWAMURA
- EDIT&TEXT:AYAKO SUZUKI(HRM)